香港中文大学機械・自動化工学部はこのほど、高エネルギー新型亜鉛・沃素フロー電池を開発した。エネルギー密度は1リットル当たり101ワット時に達し、フロー電池の最高記録を更新した。研究チームは、この電池を5−8年内に電気自動車に応用できると予想している。
同学部の盧怡君准教授によると、フロー電池は2種類の電解液のイオン交換によって電力を生む。安全でエコロジー、システムの柔軟な設計、使用寿命が数十年といった特長を持つ、高い潜在力を備えた新型蓄電システムだ。
盧氏によると、この新型蓄電システムはエネルギー密度が高く、循環性を持つという特長があり、拡大を続ける電気自動車市場で5−8年内に応用できる見通しだ。盧氏は「電気自動車にこの電池を搭載すれば、価格を大幅に下げることができ、航続距離も延長できる。またこの電池は安全で、衝突による危険はない。これは電気自動車の安全性にとって、大きなメリットとなる」と話した。
(人民網日本語版)
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