中国科学院の白春礼院長は10日、中国科学院が中国初の量子コンピューターを開発中で、数年内に開発に成功する見通しだと発表した。中国新聞網が伝えた。
白院長によると、科学者はすでに単一粒子と量子状態の調節が可能であり、「観測段階」から「調節段階」に移行し始めており、これにより量子通信や量子コンピューターなどに、変革が生じることになるだろうとしている。
紹介によると、毎秒1000兆回級の演算速度を持つスパコン天河二号を使い、ヨタの連立方程式を解くには、100年必要となるが、毎秒1兆回の量子コンピューターならわずか0.01秒しか必要としない。
白院長は「中国は昨年、世界初の量子通信衛星を打ち上げた。中国は量子通信で、世界のトップ入りを果たしている」と指摘した。
(人民網日本語版)
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