ローエンド製造からハイエンド創造へ
「中国企業の大疆が生産する精霊シリーズは、世界で現在最も流行しているドローンだ」米タイム誌が昨年選出した「世界で最も影響力のある50の科学技術製品」に、大疆創新公司のドローンがランクインした。
中国の新興製品が世界主流メディアで頭角を現したのは、これが初めてではない。米NYタイムズ(電子版)も最近の記事で「政府は『中国製造2025』計画により、新興産業の発展を促進しようとしている。同計画の支持を受け、中国バッテリー企業が日韓を追い抜こうとしている。ロボットや航空機製造などの分野も、支援対象になる」と伝えた。
SNS、モバイル決済、動画生中継など各分野の「中国式革新」も、NYタイムズを驚かせたことがある。同紙は「中国のIT業界は一部の面で、すでに米国の先を歩んでいる。一部の西側のIT企業も、中国企業から創意を得ようとしている」と論じ、Stratecheryの創業者であるベン トンプソン氏の観点を引用し「中国が米国を剽窃するという説は時代遅れだ。米国はすでにモバイル分野で、中国の剽窃を始めている」と伝えた。
中国の革新駆動の強化、中国製造の中国創造へのモデルチェンジに驚く海外メディアは最近、中国が打ち出した「中国製造2025」計画に注目している。スペインのエル ムンド紙は「中国は安物、汚染の中心地というイメージを払拭しようとしている。2025年には知識集約型産業を中心とする、経済発展の活力が最もあふれるハイテク天国になろうとしている」と報じた。
ロイター通信は「中国企業はこの数十年間で、模倣者から影響力のあるイノベーターに進化した」と伝えた。