新華網キャンベラ3月24日(記者/李来房 趙博)現地時間3月23日の正午、国務院の李克強総理はキャンベラ国会議事堂でオーストラリアのターンブル首相が主催した歓迎レセプションに出席して、式辞を述べた。オーストラリアの上下両院の議員、企業界、科学技術界、教育界などの各界の関係者及び海外に駐在するオーストラリア使節など400人余りが出席した。
李総理は式辞の中で次のように表明した。中豪関係と協力は非常に緊密だと言える。私が今回訪問したのは第一に、自由貿易を推進するためだ。経済のグローバル化という歴史の流れを前に、チャンスを掴んで、発展を加速し、発展の中で遭遇した問題を解決せねばならない。我々はオーストラリアと関連の協力を強化し、共に貿易の自由化を擁護し、グローバル化を推進する決意を地域と世界に向けてはっきりと示すことができるよう望んでいる。
その次に、私は地域の安定と平和を促進するために来たのだ。経済発展と民生改善は安定した地域環境と平和な国際環境を必要とする。中国が平和的発展の道を揺るぎなく進むことは、伝統への継承であり、更には中国が今後の利益を実現させるためのニーズでもある。中国の発展には平和が必要で、将来強大になっても、強国になると必ず覇権的になるという道を進むことは絶対にない。
また、私は中豪の相互尊重、協力の深化、文明の交流と相互学習の強化のために来たとも言える。協力の深化は、必ず相互尊重を基礎とした上で確立せねばならない。中国は一貫して独立自主の平和外交政策を堅持し、自身の国情に合致した発展の道を進むことを堅持してきた。出現した問題に対しては、各当事者が政治、経済などの多方面ですでに作り上げたルールや共通認識に基づいて解決・処理するべきだ。
(新華社より)
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