新華網サンフランシスコ3月24日(記者/馬丹)科学者は小脳の機能は基本的に筋肉の制御及びバランスの調節などの運動の制御と関係があることを長期的に確認してきた。米国スタンフォード大学の研究員はこのほど、英国の科学雑誌『ネイチャー』に掲載された報告書で、新技術を運用した実験から、小脳の神経細胞は褒美に反応し、「褒美を期待する」ようになることが判明したと指摘した。この発見は小脳に対する認識を開拓し、小脳のより多くの機能を発見する第一歩と捉えられている。
研究報告書通信の作成者で、スタンフォード大学生物学のリグン教授は新華社記者に対し、次のように述べた。小脳が損傷された場合は、人の行動は協調を欠くようになる。この数十年間は、人々の小脳機能に対する認識は感覚と運動システムという枠組みに基づくものだった。小脳がより多くの機能を持つ可能性があるという一部の手がかりもあるが、科学者は深層から研究を行っていない。
現在、科学者が人間の大脳の研究を重視する一方、小脳の研究は相対的に少ないので、研究関係者はこの最新の発見が大脳と小脳の調和的作用に対する今後の研究に、参考となることを望んでいる。
(新華社より)
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