ここ2、3年、ニュージーランドで中国語を学ぶ人たちが増えている。中学生で中国語を勉強している子どもは30%も増加。アジアニュージーランド基金がこのほど発表した最新レポートによると、アンケートに答えた多くの人たちが子どもに学ばせた外国語として中国語を挙げている。
このほか84%の人が英語以外に第2外国語の学習が必要と回答。そして過半数(53%)の人が中国語を第2外国語として学ばせたいとしていた。その理由はニュージーランドと中国との貿易や観光、移民などが増え、中国語を学ぶことはニュージーランドの経済発展と文化交流に役立つためである。
中国語の次がマオリ語(41%)、フランス語(23%)、日本語(22%)、スペイン語(22%)などであった。その他のアジアの言語の比率は小さく、韓国語はわずか2%しかなかった。
しかし中国語を学習すべきと考える人とマオリ語を学習すべき人との割合が多数を占めているものの、実際にニュージーランドの中学校でマオリ語を学習している生徒は中国語を学習している人の4倍である。
実数で見ると、中国語学習者4316人、マオリ語2万1977人、フランス語1万9207人である。中国学習者がこの2、3年で30%伸びたといっても、学習者数のランキングではマオリ語、フランス語、スペイン語、日本語に次ぐ第5位である。ただ、ニュージーランドが中国語学習に力を入れていることは確かである。今年は中国から144人の中国語教師が来て、同国の中小学校で中国語を教える。その教師の数は過去最高である。このことは同国の中国語学習熱が高まっていることと、中国語学習者の数が大幅に増加していることを物語っている。
アジアニュージーランド基金のSteve Maharey副主席は、アジア文化に関連したカリキュラム内容の増加やアジア言語の普遍性上昇、アジア教師の増加などが、若いニュージーランドの人たちの未来にとって大きく役立つものと考えられる、との見方を示した。
(チャイナネット)
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