新華網北京3月20日（記者李忠発）習近平国家主席は19日、人民大会堂で米国のティラーソン国務長官と会見した。
習主席は次のように指摘した。現在、中米関係の発展は重要なチャンスに直面している。双方がこの最大公約数を堅持すれば、中米関係の発展は正しい方向性を持つだろう。双方が私とトランプ大統領の達成した共通認識や精神に基づいて、上層部及び各レベルの往来を強化し、二国間、地域、世界レベルの各分野における協力を開拓し、敏感な問題を適切に処理し、管理・コントロールして、中米関係が新たなスタート地点で健全且つ安定的に前進・発展するよう推進することを望んでいる。
習主席はまた次のように強調した、米中関係は両国にとっても、世界にとってもいずれも非常に重要だ。中米の共通の利益は食い違いよりもはるかに大きく、協力が双方の唯一の正しい選択だと言える。長期的・戦略的な角度から中米関係をとらえ、協力分野を開拓し、互恵・ウィンウィンを実現させるべきだ。そして、地域の注目問題における意思疎通と協調を強化する必要がある。また、互いの核心的利益と重大な関心を尊重し、中米関係の大局的な安定を擁護せねばならない。
ティラーソン国務長官はトランプ大統領の習主席への挨拶を伝え、次のように表明した。トランプ大統領は習主席との電話会談で得た繋がりを非常に重視し、両国元首による会談をできるだけ早く実施し、機会があれば中国を訪問して、米中関係の今後50年間の発展のために方向性を定めることができるよう期待している。米国側は衝突せず対抗せず、相互尊重、協力・ウィンウィンの精神に基づいて対中国関係を発展させ、米中の相互理解を絶えず増進し、米中の協調と協力を強化して、国際社会が直面する課題に共に対処していきたい。
習主席はティラーソン国務長官にトランプ大統領への挨拶を伝えてくれるようお願いし、トランプ大統領の訪中を歓迎する意向を示した。
（新華社より）
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