新華網ソウル3月1日(記者/王家輝、耿学鵬)韓国国防部は28日、同日にロッテグループと高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備先の確保に向けた用地交換契約を締結したと表明した。
韓国連合通信社によると、契約に基づき、国防部は京畿道南楊州市にある6.7万平方メートルの軍用国有地をロッテグループの面積148万平方メートルの星州ゴルフ場と交換し、THAADの配備場所として使用する。星州ゴルフ場の評価額は890億ウォン(約7857万ドル)とされる。
同日、「韓国への『THAAD』配備を阻止する全国行動」などの7つの韓国の市民団体が国防部の門の前で記者会見を開き、抗議デモを行った。デモ参加者らは「THAADは韓国と米国が強硬に推進する違法事項だ」と叫んで配備は完全に無効だと主張し、星州郡と金泉市の民衆がソウル行政裁判所に国防部を相手に行政訴訟を提起する意向を示した。
昨年9月、韓国国防部はロッテグループの慶尚北道星州郡に位置する星州ゴルフ場を最終的なTHAADの配備場所として確定し、星州などの民衆が強く反対した。韓国の民衆は繰り返し集会活動を開き、米国による韓国へのTHAADシステムの導入に抗議している。
(新華社より)
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