新華網ブリュッセル2月23日（記者/鄭江華）欧州委員会のユンケル委員長は２１日、イギリスは「EU（欧州連合）離脱」により「非常に高い」勘定を支払う見通しで、今後は関連の各当事者が英欧関係の構造上、合意に達するには長い年月を費やすだろうと警告した。
当日ユンケル委員長はベルギー議会で講演を行った際、「我々のイギリスの友人は分かっておくべきで、彼らは『EU（欧州連合）離脱』がわずかの代価或いは無代価で済まされることではないのを分かっていた。イギリス人は自らの承諾を守らなければならず、その勘定は非常に高くつくのだ。」と述べた。
ユンケル委員長は「勘定の金額」については言及しなかったが、あるイギリスメディアが消息筋の話を引用し、「EU側はイギリスがEU加盟時に承認したさまざまな計画やプロジェクトを分担する費用として、今後６年以内に６００億ユーロ（約６３２億７０００万ドル）を支払うようイギリス側に求めるだろう。」と伝えている。
ユンケル委員長は講演の中で、「EU離脱」交渉には２年を要するが、今後は関連の各当事者が英欧関係の構造上、合意に達するには長い年月を費やすだろうとも表明していた。ユンケル委員長はまた、イギリスが人員の自由な流動性の原則に同意しない限り、欧州の単一市場に残ることは不可能だと重ねて述べていた。
(新華社より)
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