新華網東京1月23日(記者/華義)百名近くの在日華僑華人が5日、東京でアパホテルに抗議する平和的なデモ活動を実施した。しかし、平和的なデモ活動は数十名の右翼分子による妨害を受けた。
今回の抗議活動は「中日民間友好委員会」の呼びかけで行われたという。デモ開始前にデモ隊が新宿中央公園に集結した際、数人の日本の右翼分子がデモ隊の周りでラウドスピーカーを鳴らしながら罵声を浴びせ、デモの参加者に突っ込もうとしたが、警察に阻止された。
その後当日午後2時45分(北京時間の午後1時45分)、「言論の自由にも良識が必要」、「平和を大切に」などと書かれたスローガンを掲げたデモ隊が新宿中央公園を出発し、そこから約2キロメートル離れたAPA(アパ)ホテルヘ向けて行進した。より多くの日本の右翼分子がデモの群れに突っ込もうとし、またデモ参加者を罵って、抗議のスローガンが一度右翼分子に引き割かれ、奪い取られてしまった。
日本の警察側が数百人の警官を出動させて秩序を保ち、右翼分子によるデモの妨害を阻止した。
当日、良識ある多くの日本人は右翼分子の行為に対し不満の意を示し、これは「日本の恥」だとみなした。新宿中央公園では、1人の日本人女性が「憎しみの言葉をかけるのを止めろ」と書かれたスローガンを単独で手に掲げ、右翼分子に抗議した。アパホテルのドアの前では「南京大虐殺は歴史の事実」などと書かれたプラカードを掲げてデモを支持した日本人もいた。
抗議デモは約1時間続けられ、デモに参加した華僑華人は全行程で自制の態度を保っていた。デモ主催者は、今回のデモは中日間の友誼を守るためのものだ。アパホテル事件の首謀者は日本の民衆を代表できない。平和を愛する中国人として、我々は両国の平和と友好を破壊しようとするこの種の行為を阻止せねばならない、との見方を示している。
アパホテルは当グループの社長、元谷外志雄氏が執筆した英語と日本語の2か国語で書かれた書籍を長期間客室内に置き、南京大虐殺と日本軍による「慰安婦」の強制連行などの史実に対し否定的な見方を示していた。
(新華社より)
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