日本の「アパホテル」という大型ホテルチェーンが最近、ソーシャルメディアで大きな話題を呼んでいる。もっとも、良識と正義感を持つ人々によって怒りとともに話題にされている。
このホテルには長年、「秘密」が隠されていた。すべての客室に、アパグループ代表の元谷外志雄が書いた英語と日本語の2カ国語の書籍が置かれているのだ。この書籍は、南京大虐殺や旧日本軍による慰安婦強制連行などの史実を否定している。公衆にサービスを提供すべきホテルを政治とごちゃまぜにするようなこのやり方には、まったく首をかしげざるを得ない。
報道によると、このホテルの客の半分は中韓両国の旅行者だという。だホテルのこれらの書籍は英日の2カ国語があるだけで、中韓のバージョンはない。外国人のネットユーザーがこれを話題にしなければ、このホテルの「小さな秘密」も、普通の中韓の旅行客によって簡単には発見されなかっただろう。ホテルのこうしたやり方は、やはり魂胆のあるものと言わざるを得ない。
アパホテル事件が明らかになった後、アパグループ代表の元谷外志雄の右翼のバックグラウンドも完全に明らかとなった。中韓両国のSNSでは、ネットユーザーらが、ホテルのやり方は姑息で恥ずべきもので、中韓の観光客に大きな精神的な傷を与えたと批判している。
ビジネスの場ではビジネスだけを語るべきだろう。だがアパホテルにはそんな常識は通らない。歪曲された政治的な立場を普通のビジネスに挟み込み、ホテルを政治宣伝の場所にしてしまった。中日韓の民間交流が日増しに盛んとなる中、このホテルは、中韓の観光客の財布から金を稼ぎ、中日韓の交流から利益を得ながら、歴史の事実を歪曲した右翼の書籍であからさまな挑発をし続けていたのである。
近年、日本では右翼勢力はますますはびこっているが、これには日本政府の現在の政策も無関係ではないだろう。だが民間レベルでは、中日韓の交流はそれほど大きな影響を受けず、日本には毎年、大量の中韓の観光客が訪れている。だがアパホテルの極めて悪質なやり方は、基本的なビジネスモラルに著しく背くものと言わざるを得ない。その行動は許されるべきものではなく、これに対しては代価が支払われるべきだろう。正義感のある中国企業はすでに、アパホテルとの協力の停止を明らかにしている。中韓のネットユーザーも次々と、ホテルの利用をボイコットすることで意思を示そうと呼びかけている。
中日友好の土台は民間にある。通常の民間往来は大いに奨励すべきだ。だが民間の友好的な往来の良好なムードを、日本の「右翼資本」の政治的な毒によって汚染させ、破壊させてはならない。
(チャイナネット)
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