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南京大虐殺否定のアパホテル、撤去を拒否 中国のネットユーザーはボイコットで抗議
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-01-19 13:37:40 | チャイナネット | 編集: 郭丹

   『環球時報』が先週伝えた「日本のホテルチェーン『アパホテル』代表が右翼の書籍を執筆し客室に配備した」事件がますます沸騰している。外交部の華春瑩報道官は17日の外交部定例記者会見で、この事件に関する『環球時報』記者の質問に対し、「日本国内の一部勢力がいまだに歴史を直視しようとせず、それどころか歴史を否定し、歪曲しようとさえしていることが再び示された。『慰安婦』の強制連行や南京大虐殺は、第2次世界大戦中に日本軍国主義が犯した人道に反する深刻な罪であり、国際社会が認めた歴史的事実であり、確固たる証拠が山のようにある」と指摘した。

   だがアパホテルは17日、公式サイトで、客室に配備した右翼書籍の撤去の拒絶を表明し、「本当の日本の歴史を広く知ってもらうため」としている。

   アパホテルの行動と態度は中国人の強烈な抗議を呼び、同ホテルのサイトは16日夜から17日午後6時頃までアクセスできなくなった。アパホテルは日本メディアに対し、「アクセスが集中し、サーバーがダウンした。現在調査中だ」としている。だが日本メディアの一部は、サイトの不具合は中国のネットユーザーと関係があるのではないかと伝えている。『環球時報』記者が17日夜にアパホテルのサイトを訪れた際には、すでに復旧していた。「携程」(シートリップ)や「芸竜」(イーロン)などの旅行サイトからは、アパホテルはすでに撤去されている。

   環球時報は17日、「新浪微博」(シナウェイボー)のアカウントで、「中国が国家名義で日本アパグループを制裁することを支持するか」とのアンケートを行った。17日深夜12時までに、3万3千人余りが回答し、82.9%が「支持」、17.1%が「反対」を表明した。反対意見は、「このようなホテルは国家名義での制裁にはそぐわない」「民間でボイコットすれば十分だ」といった理由のものだった。

   この事件は国内外のソーシャルメディアでたちまち拡散し、日本の主流メディアの注目も引き付けた。日本のネット上でも、ユーザーがこれを盛んに議論しているが、アパホテルを支持するものばかりである。「この件でアパホテルのイメージは一転して良くなった」という人もいれば、「中国の旅行客を減らすちょうどよい機会だ」「中国の旅行客が日本のホテルの便座を盗んだと聞いたが、アパのはなくなってないだろうな」などという人もいる。

   だがすべての日本人がアパを支持しているわけではない。ウェイボーのコメディーチャンネルのブロガー、清華大学大学院生の新野公介(ウェイボーアカウント@kosuke公介)さんは、いつものおもしろい様子を改めて、16日夜にウェイボーに映像を出し、「日本人から見てもアパホテルは早く謝るべきだ」と主張した。公介さんは17日、『環球時報』記者の取材に対し、「アパホテルは自分の考えがあるだろうが、私自身は、謝罪がなされるまで中国人がホテルの宿泊をボイコットしようとするのをおかしいとは思わない」と答えた。彼は、「この事件で多くの人が日本人は皆右翼だと勘違いしているが、多くの日本人は、アパホテルが右翼の背景を持っており、多くの問題を起こしてきたことを知っている。日本語で検索すればさまざまな情報が出てくる」と語る。「こんなことが起こって中日関係が壊されてしまうのは残念だ」

   ある報道は、今回の「騒動」はどこに向かうかわからず、日本のブランドがターゲットとなってしまう可能性もあると伝える。日本の有名な化粧品メーカーDHCは、右翼作家の百田尚樹(安倍首相と親しく、NHK経営委員も務めた。第2次大戦の歴史と南京大虐殺を否定している)の出演した番組を賛助 放送したことから、ツイッターとウェイボーで批判を呼んだ。この報道は、「DHCの商品は中国の旅行客に好まれており、アパグループよりも大きな打撃を受けることになるかもしれない」としている。

 

(チャイナネット)

 

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新華網日本語

南京大虐殺否定のアパホテル、撤去を拒否 中国のネットユーザーはボイコットで抗議

新華網日本語 2017-01-19 13:37:40

   『環球時報』が先週伝えた「日本のホテルチェーン『アパホテル』代表が右翼の書籍を執筆し客室に配備した」事件がますます沸騰している。外交部の華春瑩報道官は17日の外交部定例記者会見で、この事件に関する『環球時報』記者の質問に対し、「日本国内の一部勢力がいまだに歴史を直視しようとせず、それどころか歴史を否定し、歪曲しようとさえしていることが再び示された。『慰安婦』の強制連行や南京大虐殺は、第2次世界大戦中に日本軍国主義が犯した人道に反する深刻な罪であり、国際社会が認めた歴史的事実であり、確固たる証拠が山のようにある」と指摘した。

   だがアパホテルは17日、公式サイトで、客室に配備した右翼書籍の撤去の拒絶を表明し、「本当の日本の歴史を広く知ってもらうため」としている。

   アパホテルの行動と態度は中国人の強烈な抗議を呼び、同ホテルのサイトは16日夜から17日午後6時頃までアクセスできなくなった。アパホテルは日本メディアに対し、「アクセスが集中し、サーバーがダウンした。現在調査中だ」としている。だが日本メディアの一部は、サイトの不具合は中国のネットユーザーと関係があるのではないかと伝えている。『環球時報』記者が17日夜にアパホテルのサイトを訪れた際には、すでに復旧していた。「携程」(シートリップ)や「芸竜」(イーロン)などの旅行サイトからは、アパホテルはすでに撤去されている。

   環球時報は17日、「新浪微博」(シナウェイボー)のアカウントで、「中国が国家名義で日本アパグループを制裁することを支持するか」とのアンケートを行った。17日深夜12時までに、3万3千人余りが回答し、82.9%が「支持」、17.1%が「反対」を表明した。反対意見は、「このようなホテルは国家名義での制裁にはそぐわない」「民間でボイコットすれば十分だ」といった理由のものだった。

   この事件は国内外のソーシャルメディアでたちまち拡散し、日本の主流メディアの注目も引き付けた。日本のネット上でも、ユーザーがこれを盛んに議論しているが、アパホテルを支持するものばかりである。「この件でアパホテルのイメージは一転して良くなった」という人もいれば、「中国の旅行客を減らすちょうどよい機会だ」「中国の旅行客が日本のホテルの便座を盗んだと聞いたが、アパのはなくなってないだろうな」などという人もいる。

   だがすべての日本人がアパを支持しているわけではない。ウェイボーのコメディーチャンネルのブロガー、清華大学大学院生の新野公介(ウェイボーアカウント@kosuke公介)さんは、いつものおもしろい様子を改めて、16日夜にウェイボーに映像を出し、「日本人から見てもアパホテルは早く謝るべきだ」と主張した。公介さんは17日、『環球時報』記者の取材に対し、「アパホテルは自分の考えがあるだろうが、私自身は、謝罪がなされるまで中国人がホテルの宿泊をボイコットしようとするのをおかしいとは思わない」と答えた。彼は、「この事件で多くの人が日本人は皆右翼だと勘違いしているが、多くの日本人は、アパホテルが右翼の背景を持っており、多くの問題を起こしてきたことを知っている。日本語で検索すればさまざまな情報が出てくる」と語る。「こんなことが起こって中日関係が壊されてしまうのは残念だ」

   ある報道は、今回の「騒動」はどこに向かうかわからず、日本のブランドがターゲットとなってしまう可能性もあると伝える。日本の有名な化粧品メーカーDHCは、右翼作家の百田尚樹(安倍首相と親しく、NHK経営委員も務めた。第2次大戦の歴史と南京大虐殺を否定している)の出演した番組を賛助 放送したことから、ツイッターとウェイボーで批判を呼んだ。この報道は、「DHCの商品は中国の旅行客に好まれており、アパグループよりも大きな打撃を受けることになるかもしれない」としている。

 

(チャイナネット)

 

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