習近平国家主席が1月18日、スイスのローザンヌにあるオリンピック・ミュージアムで国際オリンピック委員会（IOC）のバッハ会長と会見した。（新華社記者 姚大偉 撮）
新華網スイス・ローザンヌ1月19日 中国の習近平国家主席が18日、スイスのローザンヌにあるオリンピック・ミュージアムで国際オリンピック委員会（IOC）のバッハ会長と会見した。
習主席は以下のように表した。これまでの長期にわたって、IOCやバッハ会長、ロゲ名誉会長がオリンピック・ムーブメントの健全な発展のために重要な貢献をし、中国のスポーツ事業にも大きな支援を提供してくれた。このことに対して賞賛の意を表する。中国はオリンピック・ムーブメントを断固として支持し、これに積極的に参加する。北京は、夏季オリンピック大会の開催経験を持つ都市として、冬季オリンピック大会をも開催する世界初の都市となった。これは中国の貢献である。北京冬季オリンピックの準備と運営は今後数年間、中国にとっての重要なミッションになる。我々はグリーン、シェア、オープン、クリーンの原則に基づいて大会の運営に努めて行く。中国はIOCと共に、北京冬季オリンピックを見事かつ非凡な、卓越した大会にしていきたい。
その上で、習主席は以下のように強調した。中国のオリンピックスポーツは発展の勢いが目覚ましい。私たちは北京冬季オリンピックをきっかけに、競技スポーツをより良く、より早く、より高く、より強くしていきたい。それと同時に、大衆スポーツを大々的に発展させ、全員参加による全国民の健康づくりに励み、それを踏まえた上で小康社会（いくらかゆとりのある社会）の全面的な実現を目指す。また、冬季北京オリンピックの成功は中国と『一帯一路』沿線地域の経済成長の推進や、地域の平和と安定にも役に立つ。IOCには、今後も中国のスポーツ事業の発展を支持するよう望んでいる。
これを受け、バッハ会長は「習近平主席と夫人のIOC訪問を熱烈に歓迎する。今回の訪問は歴史的な訪問となる。IOCは国際社会と共に、中国の改革と発展を極めて関心を持って注視しており、中国が政治、経済、文化、スポーツなどの分野でより大きな発展を成し遂げられると信じている」と表明し、「国際社会は2022年の北京冬季オリンピックに期待している。IOCは北京冬季オリンピック組織委員会と共に努力し、準備作業をしっかり行い、見事な大会が開催できるよう確保し、中国国民の『中国の夢』の実現に役立っていきたい」と語った。
会談後、習主席夫妻はバッハ会長夫妻の同伴で、オリンピック・ミュージアムを見学しました。
（新華社より）
関連記事：
