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安倍首相は東南アジア再訪問で3枚のカードを出し、丸め込みを続ける
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-01-16 10:43:25 | 新華網 | 編集: 吴寒冰

 新華網北京1月16日(劉秀玲)日本の安倍首相は12日からフィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムの4カ国を訪問し、各国の指導者と会談を行う。

 日本メディアは次のように報じた。安倍首相の訪問中にフィリピンに超高額の経済援助を提供し、オーストラリアの首相と『日・豪物品役務相互提供協定』(ACSA)に署名することを明らかにした。2017年に安倍首相は引き続き政治、経済貿易、安全保障の3つの方面で各国を丸め込み、中国を牽制して南中国海に関する事柄に干渉することを企んでいる。

 

【政治カード】

 安倍首相の2017年初訪問の日程は過密だ。安倍首相は12日午後、フィリピンに到着し、フィリピンのドゥテルテ大統領とマニラで会談し、同大統領の故郷、ダバオ市を訪れる。外国の首脳と親交を深めるやり方が安倍首相の外交における一貫したスタイルで、日本の外務省によれば、安倍首相は外国首脳として初めてダバオ市を訪れ、これを契機にドゥテルテ大統領と信頼関係を築くことを望んでいる。

 日本とフィリピン、オーストラリアは同じく米国の同盟国だが、フィリピンのドゥテルテ大統領は昨年6月末に就任後、対外政策を大幅に調整し、米国の勢力から遠ざかっている。昨年10月にドゥテルテ大統領が日本を訪問した際に、安倍首相は仲介役を務め、フィリピンを米日の陣営に引き戻すことを企んだ。共同通信社は安倍首相の今回の訪問は、米国がアジア太平洋事務に参加する重要な意義を両国で確認することがその狙いだと報じた。

 

【経済貿易カード】

 『日本経済新聞』は次のように報じている。安倍首相はフィリピン訪問で5年以内にフィリピンに1兆円(約603億元人民元)規模の経済援助(政府開発援助と民間投資を含む)を提供すると表明する。日本はまた、フィリピンの地下鉄建設を支援し、地方の電気供給システムの改善に助力する方針で、両国はさらに、本国関係部門から幹部を選出して特別会議チームを設置し、インフラ投資がより一層、効果的に展開させるよう推進する。日本はさらに、ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅行動に協力し、フィリピンでの麻薬中毒更生施設などの建設を支援する。

 米国の次期大統領、トランプ氏は就任初日に環太平洋パートナーシップ(TPP)協定からの離脱を表明したが、日本はTPPの推進を依然として放棄していない。『毎日新聞』は12日、安倍首相は各国と自由貿易体制の重要性を確認すると同時に、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)とTPPの締結と発効を進めていくと報じている。

 

【安全保障カード】

 『毎日新聞』の報道によると、安倍首相は14日、オーストラリアのターンブル首相と会談した際に、『日・豪物品役務相互提供協定』に共同で署名する。この協定は日本とオーストラリアが弾薬を相互に提供することを認める。

 日本の海上保安庁は今年、東南アジア各国の海上保安機関との連携を図る新部門を設立し、海上安全保障に関する経験を伝授し、各国の海上安全保障能力を向上させる。これと同時に、日本政府は各国に中古巡視船を積極的に提供する。日本政府は現在、フィリピンに全長40メートルの巡視船10隻と全長90メートルの大型巡視船2隻を寄贈し、インドネシアの海上保安機関に巡視船3隻を提供し、ベトナム海上警察当局に巡視船6隻を提供した。この数字は今後もさらに増加すると見られる。

 

(新華社より)

 

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安倍首相は東南アジア再訪問で3枚のカードを出し、丸め込みを続ける

新華網日本語 2017-01-16 10:43:25

 新華網北京1月16日(劉秀玲)日本の安倍首相は12日からフィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムの4カ国を訪問し、各国の指導者と会談を行う。

 日本メディアは次のように報じた。安倍首相の訪問中にフィリピンに超高額の経済援助を提供し、オーストラリアの首相と『日・豪物品役務相互提供協定』(ACSA)に署名することを明らかにした。2017年に安倍首相は引き続き政治、経済貿易、安全保障の3つの方面で各国を丸め込み、中国を牽制して南中国海に関する事柄に干渉することを企んでいる。

 

【政治カード】

 安倍首相の2017年初訪問の日程は過密だ。安倍首相は12日午後、フィリピンに到着し、フィリピンのドゥテルテ大統領とマニラで会談し、同大統領の故郷、ダバオ市を訪れる。外国の首脳と親交を深めるやり方が安倍首相の外交における一貫したスタイルで、日本の外務省によれば、安倍首相は外国首脳として初めてダバオ市を訪れ、これを契機にドゥテルテ大統領と信頼関係を築くことを望んでいる。

 日本とフィリピン、オーストラリアは同じく米国の同盟国だが、フィリピンのドゥテルテ大統領は昨年6月末に就任後、対外政策を大幅に調整し、米国の勢力から遠ざかっている。昨年10月にドゥテルテ大統領が日本を訪問した際に、安倍首相は仲介役を務め、フィリピンを米日の陣営に引き戻すことを企んだ。共同通信社は安倍首相の今回の訪問は、米国がアジア太平洋事務に参加する重要な意義を両国で確認することがその狙いだと報じた。

 

【経済貿易カード】

 『日本経済新聞』は次のように報じている。安倍首相はフィリピン訪問で5年以内にフィリピンに1兆円(約603億元人民元)規模の経済援助(政府開発援助と民間投資を含む)を提供すると表明する。日本はまた、フィリピンの地下鉄建設を支援し、地方の電気供給システムの改善に助力する方針で、両国はさらに、本国関係部門から幹部を選出して特別会議チームを設置し、インフラ投資がより一層、効果的に展開させるよう推進する。日本はさらに、ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅行動に協力し、フィリピンでの麻薬中毒更生施設などの建設を支援する。

 米国の次期大統領、トランプ氏は就任初日に環太平洋パートナーシップ(TPP)協定からの離脱を表明したが、日本はTPPの推進を依然として放棄していない。『毎日新聞』は12日、安倍首相は各国と自由貿易体制の重要性を確認すると同時に、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)とTPPの締結と発効を進めていくと報じている。

 

【安全保障カード】

 『毎日新聞』の報道によると、安倍首相は14日、オーストラリアのターンブル首相と会談した際に、『日・豪物品役務相互提供協定』に共同で署名する。この協定は日本とオーストラリアが弾薬を相互に提供することを認める。

 日本の海上保安庁は今年、東南アジア各国の海上保安機関との連携を図る新部門を設立し、海上安全保障に関する経験を伝授し、各国の海上安全保障能力を向上させる。これと同時に、日本政府は各国に中古巡視船を積極的に提供する。日本政府は現在、フィリピンに全長40メートルの巡視船10隻と全長90メートルの大型巡視船2隻を寄贈し、インドネシアの海上保安機関に巡視船3隻を提供し、ベトナム海上警察当局に巡視船6隻を提供した。この数字は今後もさらに増加すると見られる。

 

(新華社より)

 

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