米シンクタンクAEI(American Enterprise Institute)は11日、「中国海外投資追跡(China Global Investment Tracker)」報告書を発表しました。
報告書は「2016年の中国の海外投資額はおよそ1750億ドルに達し、2015年より50%増えて2012年の2倍となり、過去最高額を記録した。米国への投資は中国海外投資のおよそ3分の1を占め、民間企業による合併・買収(M&A)を主体とする2016年の米国への投資額は500億ドルを超えた」としています。
分野別では、天然ガスと代替エネルギーを含むエネルギー産業への投資額がおよそ300億ドル、ハイテク企業の合併と買収に関する投資額は250億ドル、ホテルをはじめとする観光業への投資額は200億ドルだったということです。
報告書ではまた、2017年の企業合併と買収は2016年より活発になるだろうと予測されています。
(中国国際放送局)
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