新華網北京11月29日(記者/孫辰茜)中国側が日本防衛省によるミサイル迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の導入検討に関する報道に関心を寄せており、日本側に慎重に行動するよう望むと中国外交部の耿爽報道官は28日述べた。
同日の定例記者会見で、ある記者は次のように質問した。日本のメディアの報道によると、弾道ミサイル防衛システムを強めるために、日本防衛省はこのほど、検討委員会を設置して、ミサイル迎撃システムTHAADなど米軍の新装備製品の導入を検討した。報道はまた、日本が2017年夏の前にミサイル防衛の青図を定めると報じた。中国側はこれに対してどのようにコメントするのか。
耿爽報道官は次のように語った。「私たちは関連報道に関心を寄せています。」中国側はTHAAD配備問題に対する立場が非常に明確で、変わることがない。歴史的な原因で、軍事安全分野における日本の関連動向がアジア隣国と国際社会から深い関心を受けており、中国側は日本側に慎重に行動し、当地域の平和と安定のために建設的な役割を果たし、その相反行動をしないよう望んでいる。
耿爽報道官は次のように述べた。当面、朝鮮半島の時局が複雑で敏感であり、関係の当事者は地域の平和と安定の大局を見据えて、これを口実にして他国の安全と地域の安定に不利なことをするのではなく、政治と外交のルートを通じて関係問題の解決に尽力すべきだ。(翻訳/謝艶)
(新華社より)
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