新華網成都11月29日(記者/高蕾、童方)「『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の文化の伝播にとって、『売り出す』は『送り出す』より一層効果的だと言えます。」26日に行われた2016中国文化産業新年フォーラム成都サミットで、北京大学文化産業研究院の陳少峰副院長はこのように記者に述べた。
陳副院長は、現在、「一帯一路」による文化の伝播方式が依然として交流のメインとなっているが、各国人民の共通のニーズポイントを探し出し、無形の文化を市場が求める文化的・クリエイティブな製品や産業の中で遂行してようやく、中国文化を真に「海外進出」させることができると指摘する。
清華大学影視伝播研究センターの尹鴻センター長もこれに対し、次のような相似の観点を持っている。「古代ヨーロッパ人はお茶やシルクを通じて中国文化について理解した。昔の『シルクロード』にしても、今の『一帯一路』にしても、いずれも最初は1本の物流通路で、その次は商品により体現された文化の伝達通路になったと言える。
どのような文化的・クリエイティブな製品が「一帯一路」の文化の伝播において優位性を得ることができるか?陳副院長は、「一帯一路」沿線諸国は言語、宗教、文化で比較的大きな違いがあるため、いくらかの視覚性、体験性を重視した文化的・クリエイティブな製品の選択を突破口とすることができ、また互恵の原則を強調して、産業移転の遂行を実現させるべきだとみなしている。
(新華社より)
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