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日本メディア:宇宙大国になった中国
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-11-14 08:52:35 | チャイナネット | 編集: 王珊寧

(新华社特约记者太空日记·图文互动)(2)中国人首次太空跑步 景海鹏连跑一小时

「天宮2号」11月7日、新華社宇宙特約記者・宇宙飛行士の陳冬さんは「天宮2号」で、宇宙飛行士が宇宙空間でどのように身体トレーニングを行っているのか、地上でのトレーニングとどんな異なる感覚があるのかについて説明している。天宮の宇宙船内で身体を鍛える宇宙飛行士。(中国宇宙飛行士センターが提供)

日本の「HARBOR BUSINESS Online」は11月8日、「“宇宙大国”になった中国、その実力は? そして、日本が取るべき戦略は?」と題した記事を掲載した。

先日伝えた通り、中国は今年9月と10月にそれぞれ「天宮2号」と「神舟11号」の打ち上げに成功し、2名の宇宙飛行士を宇宙に滞在させた。中国は2018年に大型宇宙ステーションの建設を始めると共に、月や火星への有人宇宙飛行も計画している。

中国の宇宙開発はこれだけにとどまらない。ロケット開発や衛星の輸出、宇宙科学分野などほぼすべての面で、近年活発な勢いを見せている。中国は名実ともに宇宙大国になった。宇宙開発の面でアジア最大の極になっている。

中国はこれまでロケット「長征」を運用してきた。現在までに200回以上の発射経験を有し、高水準の成功率と信頼性を維持している。中国は1998年にロケットエンジンの独自開発を始めており、2012年に成功した。技術力の成熟にしたがい、人類史上最大のロケットが今後、中国で作られるようになることも夢ではない。

1990年代、中国が運用する「長征」は、他国の企業や政府向けの人工衛星を打ち上げてきた。失敗もあったが、それでもロケット性能を高め続けてきた。2000年代に入ると、発展途上国のために人口衛星を開発し、「長征」で打ち上げるだけでなく、これらの国家に衛星の運用技術も伝授してきた。また中国は、状況に応じて発展途上国の国々に対し、宇宙関連以外の開発も含めた「パッケージ輸出」を行ってもきた。同時にボリビア、ラオス、ブラジルなどに宇宙技術を輸出してきた。

中国の宇宙開発は実用性を重視してきた。たとえば通信衛星や放送衛星、地球観測衛星、スパイ衛星などの打ち上げは、中国政府と民間に直接関連するものである。その一方で、2000年に「神舟」が発射されてからの中国は、月探査機や火星探査機、天文衛星などを宇宙へ送り込むようになった。今のところ著しい成果をあげていないとはいえ、宇宙科学分野への投資や国際協力が今後も積極的に行われるならば、中国が大きな成果をあげるのは間違いない。

新ロケット発射基地の建設、先進的な試験衛星の打ち上げ、宇宙への投資をする国内企業の出現など、中国の宇宙開発の勢いはとどまるところを知らない。(原文は鳥嶋真也氏の執筆)

(文字/チャイナネット 写真/新華社)

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新華網日本語 2016-11-14 08:52:35

(新华社特约记者太空日记·图文互动)(2)中国人首次太空跑步 景海鹏连跑一小时

「天宮2号」11月7日、新華社宇宙特約記者・宇宙飛行士の陳冬さんは「天宮2号」で、宇宙飛行士が宇宙空間でどのように身体トレーニングを行っているのか、地上でのトレーニングとどんな異なる感覚があるのかについて説明している。天宮の宇宙船内で身体を鍛える宇宙飛行士。(中国宇宙飛行士センターが提供)

日本の「HARBOR BUSINESS Online」は11月8日、「“宇宙大国”になった中国、その実力は? そして、日本が取るべき戦略は?」と題した記事を掲載した。

先日伝えた通り、中国は今年9月と10月にそれぞれ「天宮2号」と「神舟11号」の打ち上げに成功し、2名の宇宙飛行士を宇宙に滞在させた。中国は2018年に大型宇宙ステーションの建設を始めると共に、月や火星への有人宇宙飛行も計画している。

中国の宇宙開発はこれだけにとどまらない。ロケット開発や衛星の輸出、宇宙科学分野などほぼすべての面で、近年活発な勢いを見せている。中国は名実ともに宇宙大国になった。宇宙開発の面でアジア最大の極になっている。

中国はこれまでロケット「長征」を運用してきた。現在までに200回以上の発射経験を有し、高水準の成功率と信頼性を維持している。中国は1998年にロケットエンジンの独自開発を始めており、2012年に成功した。技術力の成熟にしたがい、人類史上最大のロケットが今後、中国で作られるようになることも夢ではない。

1990年代、中国が運用する「長征」は、他国の企業や政府向けの人工衛星を打ち上げてきた。失敗もあったが、それでもロケット性能を高め続けてきた。2000年代に入ると、発展途上国のために人口衛星を開発し、「長征」で打ち上げるだけでなく、これらの国家に衛星の運用技術も伝授してきた。また中国は、状況に応じて発展途上国の国々に対し、宇宙関連以外の開発も含めた「パッケージ輸出」を行ってもきた。同時にボリビア、ラオス、ブラジルなどに宇宙技術を輸出してきた。

中国の宇宙開発は実用性を重視してきた。たとえば通信衛星や放送衛星、地球観測衛星、スパイ衛星などの打ち上げは、中国政府と民間に直接関連するものである。その一方で、2000年に「神舟」が発射されてからの中国は、月探査機や火星探査機、天文衛星などを宇宙へ送り込むようになった。今のところ著しい成果をあげていないとはいえ、宇宙科学分野への投資や国際協力が今後も積極的に行われるならば、中国が大きな成果をあげるのは間違いない。

新ロケット発射基地の建設、先進的な試験衛星の打ち上げ、宇宙への投資をする国内企業の出現など、中国の宇宙開発の勢いはとどまるところを知らない。(原文は鳥嶋真也氏の執筆)

(文字/チャイナネット 写真/新華社)

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