アリババのショッピングモール「天猫(Tmall)」の「独身の日」の大規模セールが11日午前0時に始まった。アリババの発表によると、わずか6分58秒で取引額が100億元を突破した。うちスマホ取引が85%を占めた。昨年は100億元に達するのに12分28秒かかった。
アリババの発表データによると、0時を過ぎて52秒で「天猫」の取引は10億元を突破した。このような金額の急増は、中国のネットユーザーの消費のポテンシャルと能力の高さを示すものだ。
特筆すべきことに、スマホによる取引額は今回85%以上に達した。昨年は70%強だった。このことは、数年の過渡期を経て、パソコン端末を遥かに越えて移動端末がネット消費の主流になったことを意味する。専門家は、大部分の人がショッピングにスマホを使うようになったことの意義は大きいと考えている。
またEコマース市場は農村の奥深くにまで達している。農村に設置された「タオバオ・ポイント」での消費が高かった省は、山東省、福建省、浙江省、湖南省だった。
2016年、アリババはグローバル化をさらに進め、「世界を買う」から「世界を売る」に移行すべく、メーカーを集めて海外進出している。現在、アリペイは世界の200以上の国と地域につながり、18種類の通貨に対応している。物流分野でも、「菜鳥越境Eコマース物流システム」が224の国と地域をカバーしており、世界に110の倉庫を持つ。またロシア、ヨーロッパ、南米、北米、オーストラリアなどに数多くの専用ルートを持つ。
11日1時までに、取引先の国と地域は201に達し、取引する国際ブランドは13000種類に上る。消費が最も多かった省は、広東省、浙江省、江蘇省、上海市、北京市の順だった。
(写真/新華社 文字/チャイナネット)
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