中国之声『新聞晩高峰』によると、11月初め、北京市はごみの「分別、分解、時間分け」回収の試行地を設定すると発表した。これを通し、住民によるごみ分別を促進すると同時に、「分別しない、収集しない」行為に対する罰則を模索するという。しかしメディアが調査したところ、多くの住民が分別方法を知らないことが問題点となっている。
一部の住民は、「可回收物(再利用可能な物)」は「売れる廃品」と同じだと考えている。実は、紙類、金属、ガラス、ビニール、ゴムなどは再利用可能な物であり、その範囲は廃品回収業者が扱う範囲よりはるかに広い。廃品回収所に売る小型家電は有害化学物質を含むため、再利用可能な物ではなく「有害ごみ」である。北京、上海、南京など8都市は全国第1陣ごみ分別処理試行都市になって16年になるが、分別回収の方法は今も難題である。
ネット利用者の声
迷離YFさん:分別したくても、分別して捨てるごみ箱がない。あったとしても、どれが再生利用でき、どれができないかよくわからない。宣伝と指導を強化し、各住宅地に説明や分別を監督する専門のスタッフを置くべき。
調査結果
ネット利用者の6割以上が、ごみ分別の試行から長年経っても広まらない主な要因は宣伝と関連活動の不足だと考えている。
ミニブログのユーザー・張小胖さん:オーストラリアのメルボルンでは、政府が各家庭にマグネットを無料で配る。そこには何が分類できるかが具体的に書かれ、マンション1階の掲示板にも同様のことが書かれている。中国のマンションのエレベーターは広告ばかりで、関連の情報に変えてはどうかと思う。
(チャイナネット)
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