新華網北京11月7日 第5回中国・中東欧諸国首脳会議が5日、ラトビアの首都リガで開催された。今回の会議のテーマは「相互接続、イノベーション、相互融合、共同協力」となっている。国務院の李克強総理が中東欧の16カ国の指導者と共に出席した。中東欧地域の各界の関係者は、「16+1協力」は中国と中東欧諸国の優位性・相互補完に役立ち、双方に発展のチャンスをもたらし、リガ会合が各方面の協力・ウィンウィンを一層推進するものとみなしている。
ポーランド・グダニスク大学のマルチェッリ・ブルーデルスキー(音訳)教授は新華社記者のインタビューに応じた際、「16+1協力」は中国と中東欧諸国の協力推進に重要な役割を果たし、リガ会合は各方面の協力を一層推進するのに役立つだろう。「16+1協力」は一種の非常に理想的な形式で、ウィンウィンを基礎とした協力の上に築かれているとの見方を示した。
ラトビアの Augulis運輸大臣は次のように述べている。「『16+1協力』プラットフォームはラトビアにとって極めて大きなチャンスで、我たちは『16+1』の枠組みの役割を十分に発揮することが非常に重要だとみなしいる。私たちも絶えず情報交換を行い、この協力モデルが互いに競争し合うのではなく、今後より多くの協力のチャンスをもたらせることを確保しているので、私たちは肩を併べて共に努力し、双方の経済がそこから利益を得ることができるようにさせるべきです。」
リトアニア-中国商会のミンダウカス・レ二ジス(音訳)会長 は、次のような見方を示している。「16+1協力」の枠組みのもとで、当地域にとって今最も重要なことは、中東欧諸国と中国、更には世界の他地域との物流インフラ整備を促進することだ。我々は「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想に対し、非常に積極的且つ楽観的な態度を有しており、リトアニア企業がこの構想が創り出すプラットフォームやチャンスを十分に利用できるよう期待している。
ハンガリー・ブダペストのコルヴィヌス大学(Corvinus University of Budapest)の助教授で、中東欧・アジア研究センターのマトゥラオ・タマス(音訳)所長は、次のように述べている。「16+1」首脳会合メカニズムの支援のもと、会合に出席した各国の指導者は、協力により得られた成果や今後実現させるプロジェクトについて協議することが可能だ。「16+1」首脳会合は中国と中東欧の協力を推進させるための「またとない」チャンスだ 。
クロアチアの欧州・グローバル化研究所のミハルトウェイチ(音訳)研究員は、当面の世界において、中国は不可欠な力であり、各方面で重要な役割を果たしているので、中国との協力を強化することはクロアチアにとって最も賢明な選択だとの見方を示している。
ベオグラード大学安全保障カレッジのIvica Radovich学長は、「16+1協力」メカニズムは中国外交の莫大な成果で、そのうち中国と中東欧16カ国の異なる協力メカニズムや協議をカバーしていることは、中国とこれら諸国の二国間関係の最適化に役立つだけでなく、中東欧諸国間の意思疎通の促進にも役立つだろうと述べている。
(新華社より)
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