中国とASEAN（東南アジア諸国連合）は、腐敗の取り締まりを趣旨とするセミナーを2日、中国の雲南省で開きました。このセミナーは、10＋1（ASEANプラス1）の枠組みの中で、中国とASEANが腐敗取り締まりの分野で行った初めての協力事業です。中国とASEANの腐敗取り締まり機関の代表と関連する国際組織の専門家は、「腐敗取り締まりと持続可能な発展」というテーマをめぐって意見を交わしました。
中国代表団はセミナーの中で、「中国とASEANはみな発展途上国であり、同じ開発の課題と腐敗取り締まりの状況に直面するとともに、共同の課題と試練にも直面している。中国は、腐敗取り締まり分野での協力に関する共通認識と地域での協力ルートの拡大、長期的なメカニズムの構築、そして協力枠組み作りの検討を提案する」と述べました。
ASEAN代表団は、「中国の提案で開かれたこのセミナーは、双方の腐敗取り締まり能力を作り上げ、情報共有を行うための重要なプラットフォームとなっている。中国とのさらなる協力を期待し、連携して腐敗問題に取り組んでいく」と語りました。
（中国国際放送局)
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