新華網上海11月3日(記者/張建松)中国初のAIS(自動識別装置)商用業務衛星は来年、太原衛星発射センターで「長征4号丙(CZ-4C)」ロケットによって打ち上げられる予定だ。
AISは自動識別装置(Automatic Identification System)の略称で、AISシステムは海事監督管理の重要手段となる。
近年は米国、カナダ、欧州は衛星AIS分野で急速に発展し、既にグローバルな商用AIS星座を組み立てた。衛星AIS情報サービスは政府海事部門の安全監督管理のニーズから商業目的のAIS情報サービスへと発展し、幅広い経済効果を生んでいる。
中国のAIS商用衛星は依然として初期段階にある。第1基目のAIS商用衛星は中国航天科技グループ上海航天技術研究院によって全体の研究開発を行い、第18回中国国際工業博覧会で初めて展示された。
来年に打ち上げられる予定の中国初のAIS商用衛星には、国際的にトップレベルの第4世代長寿シリーズのAIS受信機が搭載され、船舶の海洋上の位置、標識などの情報を収集することができる。また、収集した船舶情報を地上の基地局に伝送し、広域の海上船舶モニタリングに応用できる。
(新華社より)
推薦記事: