新華網北京10月28日(劉秀玲)国連総会第一委員会(軍縮と国際安全保障委員会)は現在核兵器廃絶決議案について研究しており、当決議案は2017年に国際会議を招集し、 核兵器禁止条約(NWC)制定に向けた多国間交渉を開始するよう求めている。賛成国は近日中に国連に向けて正式に決議案を提出し、その後すぐにこれについて表決する。
日本の共同通信社は25日、政府の関係筋の情報を引用し、米国が核兵器禁止条約を制定する多国間協議の開催に強く反対していることを考慮し、日本は国連の関係議決案に賛成しないと報じている。
共同通信社は米国は北大西洋条約機構(NATO)の各加盟国と連絡を取り、投票時に棄権、又は反対票を投じるように各国に要請したと伝えている。米国の核の傘で守られている日本も同様の重圧を受けている。
これは核問題で明確な選択ができない日本政府の姿勢を反映している。世界で唯一の被爆国として、日本国内の世論は核兵器不拡散の先鋒を務めるべきだと主張するが、米国の同盟国として核で保護されている日本は核兵器に「ノー」と言うことが容易ではない立場にある。
(新華社より)
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