宇宙ステーション「天宮2号」と有人宇宙船「神舟11号」は北京航天飛行コントロールセンターの精密なコントロールの下、20日にこのたびのドッキング飛行期間で初めて軌道の制御に成功し、軌道の高度を下げて、後続の任務のための準備を終えた。軌道の調整を終えた後、同センターは両機を再びコントロールして状態を調整し、これまで逆向きの状態で飛行していたのを正常な向きに修正した。これはドッキングの標準的な飛行の状態だ。現在、2人の宇宙飛行士の状態は良好で、今後は宇宙空間での科学テストを全面的に実施することになる。人民日報が伝えた。
同センターの孫軍の副総エンジニアの説明によると、「このたびの軌道の制御は事前に制定されたプランに基づいて実施されたものであり、主としてドッキングの飛行の軌道、宇宙船の撤収後の軌道の制御、後続の飛行プランの要求を踏まえて制定された。軌道の制御の効果をみると、このたびのコントロールでは所期の目的が達成されたといえる。軌道のコントロールが行われている期間に、景海鵬と陳冬の2人の宇宙飛行士は実施中の活動を一時的にストップする。その後、地上のコントロール担当者が指令を発し、両機は飛行状態を調整し、天宮2号が前、神舟11号が後という状態を天宮が後で神舟が前の状態に修正する」という。
(人民網日本語版)
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