今の日本で最も流行っているのは何だろうか?答えはもちろん世界で大流行中のスマホゲーム「ポケモンGO」ではなく、今夏記録的な興行収入を叩き出した新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」でもなく、無名のお笑い芸人だった「ピコ太郎」の洗脳楽曲「PPAP」だ。この楽曲の魅力はどこにあるのだろうか?
最近は東京のカラオケ店でも街頭でも、同じシンプルなメロディーに襲われることだろう。
それではこの日本全国で流行し、さらには全世界に進出しているネット上の神曲は、どのような曲なのだろうか?「PPAP」の長さは、わずか1分間だ。
日本の無名のお笑い芸人「ピコ太郎」が創り出した「PPAP」は8月下旬にYouTubeに投稿され、その後カナダの有名歌手ジャスティン・ビーバーにツイッターで紹介され、新時代のネットの神曲になった。この楽曲は10月18日現在、YouTubeでの再生回数が5000万回以上に達し、世界で最も人気のある楽曲になった。
日本メディアは外国人が集まる浅草で、欧米人観光客のインタビューを行った。多くの人が「PPAP」を聴いたことがあると答えたが、この英語の楽曲がなぜ流行しているのか不可解だったようだ。
「まったくわけ分からんが、面白いんじゃない」
「アホくさっ、なんだこりゃ」
「そう、その通り」
冷たい欧米人よりも、日本人のほうがこの馬鹿げた楽曲を受け入れやすいようだ。
「何の意味もないから笑ってしまう。ある意味、面白いかも」
「つまらなすぎて面白い」
「PPAP」が大流行し、海外メディアも注目している。BBCは「PPAP」が短時間内に世界から注目を集めたのは、洗脳神曲のすべての成功する要素が詰め込まれているからだと分析した。中毒性のあるリズム、奇妙な歌詞、シンプルでおかしな動きがそれだ。
「PPAP」の流行は日本政府からも重視されている。日本政府の関係者はNHKの取材に応じた際に、「PPAP」がいかにして1分間の動画で英語を使い文化を伝えるかを研究し、さらにこの楽曲の成功経験により日本文化を海外にPRしたいと表明した。
日本人記者の井上俊之氏は「(楽曲の流行で)日本文化は興味深いと感じさせる。今後はより多くの人(外国人)が、日本文化に注目することに期待できる」と語った。
(チャイナネット)
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