中国語ブームを牽引する孔子学院 世界の中国語学習者は1億人に
中国の経済や政治的地位が大幅に向上するに従い、「和を以て貴しとなす」、「和而不同」といった儒教の理念で中国イメージを伝える孔子学院が、中国のソフトパワーの代表的存在と見なされるようになった。
最初の孔子学院は2004年、韓国ソウルに設立された。2005年、ヨーロッパ初の孔子学院がスウェーデンのストックホルム大学に設立された。10年を待たずに世界五大大陸で孔子学院が根を張った。
孔子学院の公式ウェブサイトによると、2015年12月1日までに世界134の国と地域で500校の孔子学院と1000の孔子クラスが作られている。
孔子学院は中国教育部の国家中国語国際普及室(漢弁)が管理しており、中国語や文化の教学を提供する。通常は他国の大学の中に設立している。中国市場がもたらす商機や就労機会から、中国語ブームは20~30年の間、衰えることはなかった。
中国政府の公式統計によると、2014年末までに孔子学院と孔子クラスの累計学生数は345万人に達した。すでに61の国とユーロが、中国語学習を国民教育体系に組み込んでいる。世界で中国語を学習する人数は2004年の3000万人弱から1億人に急増している。
(チャイナネット)
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