中国初の警備ロボット「AnBot」が今年4月に登場したが、このロボットが最近、深セン宝安国際空港で正式に勤務を開始した。中国国防科技大学が研究開発し、湖南万為スマートロボット公司が生産したこのロボットの外観はマトリョーシカに似ている。身長1.49メートル、体重78キロ、ウエスト80センチメートル、最大時速18キロメートル、パトロール時の時速1キロメートル。航続時間は8時間で、バッテリーが切れそうになると充電スポットを自動で探すことができる。深セン警察当局によると、このロボットは空港に1台しか設置されていない。観光客との言語による交流が可能なほか、電気棒、スタンガン、失明閃光といった装置を持ち、危険分子に抑止力を発揮できる。同ロボットは自主パトロール、顔認証、スマートサービス、緊急事態への対応という4つの機能を持つ。現在は主に空港ターミナルビルの出発ロビーで24時間体制でパトロールしており、1台で人民警察3人分の仕事の量をこなすことができる。光明網が伝えた。