アリババ(阿里巴巴)集団はこのほど米国証券取引委員会(SEC)に文書を提出した。それによると、アリババは「微博」(ウェイボー)の役員グループが保有する微博株300万株を買い取ることを検討しており、これは流通する微博株の1.4%にあたり、取引金額は1億3500万ドル(1ドルは約102.5円)に上るという。「京華時報」が11日に伝えた。
今年第2四半期(4-6月)の微博の業績は目覚ましく、営業収入が前年同期比36%増加して1億4690万ドルに達し、純利益は同516%増加して2590万ドルに上った。好調な業績を受けて、最近は株価が上昇を続けており、米国時間の今月9日には終値が47.99ドルになった。
アリババによると、このたびの買い取りは相手方企業の役員が売却する微博株の一部が対象で、新浪や微博の管理職グループに対するアリババの継続的な支援と評価を示すものだ。アリババが微博株を持続的に買い増しすることで市場と双方の社員に積極的なシグナルを送ることになり、双方の協力はこれからますます密接になるという。
アリババの張勇最高経営責任者(CEO)は以前、「微博、UC優視科技、合一集団はアリババの大規模文化娯楽事業ブロックにおけるトロイカだ」と述べている。
このたびの取引が完了すると、アリババの微博株保有率は30.1%から31.5%に、議決権は14.5%から15.2%に上昇する。
(人民網日本語版)
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