香港金融管理局はこのほど、第三者決済事業の営業許可証を発行し、「支付宝」(アリペイ)の香港法人が許可証の取得第1号となった。支付宝は香港地区の企業にサービスを提供するほか、香港地区のユーザーにもモバイル決済の電子ウォレットや企業の優待などのモバイル生活サービスを提供していく。「京華時報」が25日に伝えた。
支付宝は2007年に香港市場に進出し、香港地区の人々が大陸部からのネット通信販売で最も頻繁に利用する決済プラットフォームとなっている。データによると、香港市民の約4分の1が支付宝のサービスを利用したことがあるという。今年7月末現在、香港には支付宝で決済できるオフラインの実店舗が6千店近くあり、デパート、コンビニ、スーパー、ホテル、テーマパークなどをカバーする。今回、営業許可証を取得したことで、支付宝の事業開拓ペースはさらに加速するものとみられる。
支付宝は営業許可証の取得後、まず初めに香港版の電子ウォレットをうち出し、これを土台として香港のユーザーに向けて飲食 娯楽 買い物などのモバイル生活サービスを提供するという。
(人民網日本語版)
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