中国人大学生の卒業後の進路は現在、多元化している。中国大学メディア連盟が中国全土の大学139校の大学生と卒業3年以内の新人会社員300人を対象に調査を実施したところ、回答者の52.33%が「eコマース」や「微商(微信/Wechatをプラットフォームにした電子商取引)」、「ネット番組の製作」、「オンラインゲームのキャスター」、「オンラインゲームのトレーナー」など、インターネット関連の新興職業に携わったことがあると答えた。また、19.33%が「新興職業は、新卒者の理想の仕事」との見方を示している一方で、65.67%が「それは選択肢の一つで、理想の仕事ではない」と答えている。北京日報が報じた。
多くの若者がインターネット関連の新興職業を好むのは、勤務時間が自由で、楽しく、収入も多いとみられているため。中国大学メディア連盟の調査では、新興職業に従事したことがある回答者のうち、42.86%が「楽しくて自由で、収入も多い」、14.29%が「仕事はたいへんだけど、収入が多い」、35.71%が「楽しくて自由だが、収入が少ない」、7.14%が「仕事が大変で、収入も少ない」と答えた。一部の大学生は新興業界で成果を収め、オンラインゲームのキャスターなどをして多くの収入を得ている。しかし、「新興業界は、ピラミッドのてっぺんの人だけがいい思いをすることができ、その他の人は大変」との見方を示す大学生もいる。高収入でも、生き残りが難しい「ライブ配信業界」では、多くの人が経験を積んだ後、そこから出て、普通の職業に就きたいと考えている。
(人民網日本語版)
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