新華網ソウル8月23日 (記者/王家輝)韓米連合軍司令部は22日、2016年度の韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を同日午前に韓国国内で正式にスタートさせ、軍事演習が9月2日まで続けられると発表した。
韓国・聯合ニュースは韓米連合司令部の情報を引用し、今回の演習は防御を中心とした年度の定例の軍事演習で、韓米同盟の戦闘準備態勢や地域の防御レベルを高め、朝鮮半島の安定を維持することを目的としていると伝えている。
報道は次のように伝えている。今回の軍事演習は指揮所演習で、野外機動訓練は実施されない。韓国側からは5万余人、米側からは2万5000余人の軍人が派遣され、演習に参加する。韓国軍の兵力規模は昨年と同じくらいで、米軍は昨年の3万人余人より少ないという。また、オーストラリア、カナダ、コロンビア、デンマーク、フランス、イタリア、フィリピン、英国、ニュージーランドといった9カ国が今回の演習に参加する。
また、韓国・聯合ニュースの報道によると、UFGに協力するため、韓国空軍は今月の19日から26日にかけて大規模な総合戦闘訓練「 ソアリングイーグル(Soaring Eagle)」訓練を実施し、530余人の空軍将兵やF-15戦闘機、E-737「ピースアイ」早期警戒管制機及びC-130輸送機などの60余機の飛行機が参与し、演習の内容には朝鮮のミサイル脅威に対応する「先んずれば人を制す」を講じるための「緊急航空遮断」などが含まれるという。
朝鮮側は韓米によるUFGに対し強烈な反応を示している。朝鮮人民軍総参謀部の報道官は22日に声明を発表し、朝鮮人民軍は直ちに長期決戦態勢を維持し、軍事演習に投入されるすべての敵への攻撃手段に対し、先んずれば人を制すの報復打撃を行うことができる。敵が朝鮮の領土、領海、領空に少しでも侵入した形跡が一旦発見されれば、朝鮮側は朝鮮式の核の「先んずれば人を制す」の攻撃を発動するだろうと伝えている。
(新華社より)
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