ファストファッションのユニクロはこのほど、過去3四半期の売上データを発表した。同期の営業収入は124億8千万ドル(1ドルは約100.3円)に上り、営業利益は12億7千万ドルで前年同期比23%減少した。税引前利益は6億1700万ドルで同46.4%減少と大幅に減少した。「北京商報」が18日に伝えた。
かつて大陸部で大人気だったユニクロも、今や後退するファストファッションの列に並ばなければならなくなった、ユニクロは過去約3年間にわたり、業績悪化の状態が続いている。
14年度の純利益は約6億9300万ドルで、前年度比28.7%減少した。今年2月29日までの15年度上半期の業績報告によれば、グループ全体の純利益は55.1%も減少し、過去5年間で最大の減少幅になったという。
2008~12年にはファストファッションが急速に市場を占領した。この頃の中国人消費者は新鮮な感覚でファストファッションを眺め、ファストファッションは一躍大衆消費のトレンドにのし上がった。だが一世を風靡したユニクロでさえ業績悪化の「ワーテルローの戦い」から逃れることはできなかった。ここから、目下の経済環境の中、ファストファッションが市場のさまざまな課題に直面するようになったことがうかがえる。
(人民網日本語版)
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