15日に明らかにされたところによると、アップルのティム クック最高経営責任者(CEO)はCEO就任5周年の節目にインタビューに答える中で、外部が関心を寄せる一連の話題について語り、中国に対しては、「長期的にみて中国市場は唯一無二の存在だ」との見方を示した。「京華時報」が伝えた。
中国市場はかつてアップルにとって世界最速で成長する市場だったが、全市半期の業績報告をみると、中華エリアの営業収入が前年同期比33%減少し、世界で減少幅の最も大きな市場となった。クックCEOはインタビューの中で、アップルの中国市場戦略について、「長期的にみて、中国は唯一無二の市場だ。需要という角度や営業収入の潜在力からこのように言うだけではなく、中国には豊富な人材ストックがあることを踏まえている。中国経済の増加率は鈍化したが、アップルは1年前に中国市場で112%の成長を達成した。だからアップルは中国を支援しなければならないし、現状に正しく対処することが必要だ。2年という長い期間で考えれば、アップルは前四半期に50%を超える増加率を達成したことになる」と述べた。
クックCEOは就任した際、従業員にメモを渡した。それには「皆さんにアップルは変わらないと信じてもらいたい」と書いてあった。だが現在の状況をみると、クックCEOの5年間に、アップルには大きな変化が生じたといえる。これについてクックCEOは、「当時変わらないと言ったのはアップルのDNAのことだ。偉大な一流の製品を作る。何らかの方法で世界に真の変化をもたらし、人々の生活を豊かにする、というDNAだ。その他のことは変化しており、最も顕著な変化は、社員が増えたこと、iPhone(アイフォーン)の製品ラインナップが拡大したこと、アップルウォッチ事業がスタートしたことだ」と述べた。
過去5年間の誤りについて質問されると、クック総裁は、「マップ事業の問題は自分の犯した誤りだ」と認めた。また、「小売事業でも人選を誤った」と述べた。
(人民網日本語版)
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