新華網ロンドン8月16日(記者/張偉)英国のインペリアルカレッジは先日研究報告書を発表し、世界の温室効果ガスの排出削減目標を実現するためには、再生可能エネルギーの発展に頼るだけでは十分ではなく、炭素の捕集封印(CCS)技術の応用を強化すべきで、そうすることでようやく日常生活におけるエネルギー需要を満たせる情況の下で、温室効果ガスの排出量を削減することができると伝えた。
英国の学術雑誌『Energy and Environmental Science』の定期刊行物にすでに発表されたこの研究報告書は、今後のかなりの期間において、化石燃料発電所が世界のエネルギー構造の中で依然として重要な位置を占め、再生可能エネルギー発電施設はこれらの伝統的な発電所に完全に取って代わることはまだできないだろうと伝えている。
報告書の作者の一人で、インペリアルカレッジの学者、ニール・マーク・ドイル(Neal Mark Doyle)氏は、過去における世界の化石燃料分野の大量投入にかんがみて、全体的なエネルギー構造の変化はとてもゆっくりとしており、世界で毎年消費されるエネルギーのうち、再生可能エネルギーはそのごく一部にすぎない。このような状況の下で、より現実的な温室効果ガスの排出削減計画とは、再生可能エネルギーの発展及び既存の化石燃料に対する炭素のCCS技術への応用のはずだと述べている。
(新華社より)
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