新華網北京8月16日 中国外交部が15日に国内外メディア向けブリーフィングを行った。外交部の李保東副部長、財政部の朱光耀副部長、中国人民銀行（中央銀行）の易綱副総裁、趙一徳浙江省党委常務委員・杭州市党委書記がそれぞれ習近平主席の第１１回Ｇ２０サミット出席、主宰および関係行事出席について説明し、記者の質問に答えた。
李保東外交部副部長は次のように表明した。第11回G20(20カ国・地域グループ) 首脳会議（サミット）が9月4日から5日にかけて、中国・杭州市で開催される。習近平主席はサミットの歓迎式典や開会式、5つのセッション、閉会式といった十数回に及ぶ活動を主宰し、G20メンバー・ゲスト国の首脳及び国際組織の責任者が招待に応じて会議に出席する。サミットでは、習主席が各国と共に、「革新的で活力があり、連動する包括的なグローバル経済の構築」をテーマに、「政策協調の強化と成長方式の革新」「より効率的なグローバル経済・金融ガバナンス」「力強い国際貿易・投資」「包括・連動式発展」「世界経済に影響を及ぼす可能性がある他の顕著な問題」などの重点議題をめぐって討論を展開し、世界経済が直面する最も顕著で、重要且つ緊迫した課題に焦点を当て、国際協力に方向性を明示する。サミット後、習主席は記者会見に出席し、国内外の記者にサミットの成果や会議の状況について紹介する。習主席はサミット前にG20ビジネスサミットの開幕式に出席し、基調演説を発表し、中国経済、世界経済及びグローバル経済のガバナンスに対する考えや主張を全面的に深く述べることになっている。BRICS諸国の首脳らが慣例通りに非公式首脳会合を開催し、習主席が会合に出席して重要談話を発表する。サミット期間中、習主席は関連諸国の首脳と二国間会談を行い、サミットの議題や二国間関係及び共に関心を寄せる国際と地域の問題についての意見を交わす予定だ。
朱光耀財政部副部長は次のように表明した。G20杭州サミットは世界経済の力強く、持続可能なバランスの取れた成長に対し、重要な意義を持つ。現在、世界経済は複雑に変化している。国際社会は今回のサミットに非常に注目し、サミットが世界経済成長の促進、国際金融安定性の維持、リスクや課題への対応といった面でより大きな役割を果たせることを期待している。
また、中国人民銀行の易綱副総裁は、金融部門改革は依然として杭州サミットの重要議題であり、開放的・安定的な金融システムを確立し、マクロ・プルーデンス政策 （Macro-prudential Policy）の枠組み構築やインクルーシブ・フィナンシャル・システム（inclusive financial system）”の発展に重要な成果を作り出す。我々は引き続き各国と緊密に協力し、杭州サミットの成功裏の開催を共に見届けるだろうとの見方を示している。
杭州市党委員会の趙一徳書記は次のような見方を示している。浙江省と杭州市はG20杭州サミットにおけるサービスと保障の仕事を全力で着実にこなす。我々は都市機能の有機的な更新の推進と歴史・文化の保護、民生の改善と保障を結び付け、サミットのチャンスをしっかりと利用し、都市環境の質を引き続き高めていく。9月の杭州が新たな姿で各国、各地からの来賓を笑顔で迎えられるものになるだろうと信じている。
（新華社より）
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