IMFは、現在の為替レートのレベル(相場圏)によると、南アフリカの2015年の国内総生産(GDP)は3010億ドルで、ナイジェリアの2960億ドルを上回ったと伝えている。
2014年にナイジェリアはGDPの統計方法を調整し、これまで計算に含まれていなかった通信、情報技術、ネット通販、航空及び映画などの業界を統計に加えたことが、2013年の経済総量を4880億ドルに到達させ、当年の南アフリカの3703億ドルを上回り、アフリカ最大の経済体に躍り出ていた。
2年後に、南アフリカはアフリカ最大の経済体へと再び成長し、南アフリカ市場のリサーチ会社、Econometrixのチーフエコノミスト、アザ・ジャミン氏は新華社記者に対しこの変化は南アフリカの通貨、ランドの上昇が主な原因だと指摘した。
南アフリカは一度、アフリカの経済体としてナイジェリアとエジプトの後の3位まで下がったが、経済構造、科学研究水準、金融管理、インフラなどの各方面を見ると、他のアフリカ諸国を上回っている。また、南アフリカの人口は約5,300万人で、ナイジェリアの人口は約2億人、エジプトの人口は約1億人に上るが、南アフリカの1人当たりのGDPは他国を大幅に上回っている。
(新華社より)
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