ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は9日、ロシアのサンクトペテルブルクで会談し、断絶状態にあった関係の修復を確認した上で、経済交流と貿易の回復や天然ガスパイプラインの建設再開でも合意しました。
会談後の記者会見でプーチン大統領は、「今回の会談は両国関係の今後の発展にとって重要な意義がある。優先すべきなのは協力を危機以前の水準に戻すことだ。ロシアはトルコへの商品輸出禁止や、トルコ企業のロシアでの活動制限を段階的に取り消す方針だ。また、天然ガスパイプライン事業や、トルコでの原発建設などのプロジェクトを双方が特に推進していくことでも合意した」と発表しました。
エルドアン大統領は、「両国元首の政治的意向と両国国内の各界の協力のもと、両国関係は正常化に向け推進された。今回の会談は実り豊かなもので、双方はより堅実な両国関係を築くことになるだろう。地域の安定を維持するためにも、トルコとロシアは両国関係発展の可能性を十分に生かしていくことが、今の地域危機の対応にもプラスとなる」と述べました。
(中国国際放送局)
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