米カリフォルニア大学セント·バーバラ校のベラ デパウロ(Bella DePaulo)博士は、米国心理学会年次総会において、彼女が過去30年間にわたり行ってきた既婚者と独身者に関する814項目の調査研究の結果から、「既婚者は独身者より幸せである」という既存の研究結果は単なるイデオロギーに過ぎず、科学的ではないことが判明したことを明らかにした。新華網が伝えた。
実のところ、独身者は既婚者に比べ、自分をめぐる決定能力がより高く、自分の成長や発展により手ごたえを感じている。複数の国では、独身者の数は既婚者の数を上回っている。統計データによると、英国では、人口の51%は独身者だ。米国では16歳以上の国民のうち、独身者の割合は50.2%に達している。
デパウロ博士は、次のような見方を示した。
「自ら望んで独身でい続ける人がますます増えている。独身者は生活を思う存分楽しみ、より自分の本心に忠実に、かつ意義深く生きていくことができる。とはいえ、私の研究は決して独身でいることを人々に奨励しているわけではなく、独身生活が結婚生活より絶対に良いと断定しているわけでもない」
「幸福な生活には、統一モデルは存在しない。何をするにしても世間や他者の物差しによって行うことはできない。本当に重要なことは、各人が正しいタイミングと場所で、自分自身が本当に自分らしく生きていけるように支えてくれる伴侶に出会えるか否かという点だ」。
(人民網日本語版)
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