【過去100年間に伸びた身長】
中国男性 10.86センチ
日本男性 14.65センチ
韓国男性 15.17センチ
中国女性 9.55センチ
日本女性 16.01センチ
韓国女性 20.17センチ
過去100年間、世界の国の人の身長は中国人と同様に大きく伸びた。しかし日本人と比べて中国人の伸び方は遅く、さらに、同世界一の韓国人にはとても追いついていない。日本人と韓国人の身長の伸びはなぜ速いのか。
1.日本では毎日牛乳を飲む
第2次世界大戦後、日本政府は“牛乳飲んで健康国民”というキャンペーンを始めた。小中学校では児童・生徒に牛乳が配られた。有名な“牛乳計画”である。現在でも学校で毎日牛乳を飲み続けている。
2.毎日30種類の栄養
日本では1954年に『学校給食法』が施行された。栄養のある昼食で児童の健康を促進するという目標が明確にされ、学校給食が義務教育の一環として定められた。児童の身長が伸び、さらに肥満率が世界で一番低いのも同制度のおかげである。学校給食のメニューはたいてい栄養士によって決められ、毎日の食事には約30種の食物を使用。しかもメニューが毎日異なっているという。
3.朝食には魚
日本の食卓では魚が欠かせない。日本では、お食い初めといって、生後100日ほどの赤ちゃんに初めて物を食べさせる際に行う儀式がある。その儀式では鯛やコイの焼き物が出されるしきたりである。日本人はDHAを豊富に含んだ海産物をよく食べるが、これは身長と関係するだけでなく、日本人の知能の高さや平均寿命とも関係しているといわれる。