カード決済機能提供会社のVisaが発表した研究レポートによると、今後10年間にロシア人観光客の海外旅行での支出が2倍に増加し、中国人の同支出も2025年に2554億元に達するという。米『僑報』総合報道が伝えた。
Visaの予測によると、2025年の海外旅行時の一世帯あたりの平均消費支出は5305ドル。主なものは食事代やホテル代で航空機のチケット代は含まれていない。
現在、年収が2万ドル以上の家庭による海外旅行支出が全世界の同支出の90%を占めるといわれているが、Visaの予測によれば、2025年に同家庭(年収2万ドル以上)の数が9.45億戸に達するという。これが海外旅行とそれに伴う支出を大きく押し上げる要因だ。特に増加するのが中国、ロシア、ブラジルの家庭。ブラジルの家庭による海外旅行支出は106%増の380億ドル近くになると予測している。
このほか高齢者人口の増加に伴う海外旅行需要の増加、中産階級の拡大、インターネットの普及、交通インフラの進展(10年間に340ヶ所の空港が新設予定)なども今後の海外旅行に大きな影響を与えると、分析している。
(チャイナネット)
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