世界一身長が高い国はどこだろうか?26日付スイス紙によると、ある国際研究チームが先ほど調査結果を発表した。オランダの男性は1メートル82.5センチで男性世界一に、ラトビアの女性は1メートル70センチで女性世界一になった。東ティモールの男性(1メートル60センチ)、グアテマラの女性(1メートル49センチ)は世界で最も身長が低かった。
英国やスイスなどの800人からなる研究チームは、世界保健機関による各国の1914−2014年の、18歳の人口の身長・衛生・栄養などに関する資料を分析した。その結果、男女の身長で世界トップ10入りしたのは、いずれも欧州諸国だった。男性のトップ10はオランダ、ベルギー、エストニア、ラトビア、デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、アイスランド、チェコの順。女性のトップ10はラトビア、オランダ、エストニア、チェコ、セルビア、スロバキア、デンマーク、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナの順。
報告書によると、この100年間で身長が急激に伸びた国がある。イランの男性は平均で16.5センチ、韓国の女性は20.2センチ伸びた。中国大陸部の男性の平均身長は1メートル71.8センチ(93位)、女性は1メートル59.7センチ(87位)で、100年間でそれぞれ11センチ、10センチ伸びた。日本の男女の平均身長は1メートル70.8センチと1メートル58.3センチで、韓国は1メートル74.9センチと1メートル62.3センチ。
一部の国では近年、身長が伸び悩んでいる。例えば米国の男女の平均身長は100年前ならば3位と4位だったが、2014年には37位と42位に転落した。サハラ以南アフリカではさらに、身長が縮む傾向が見られる。専門家は、身長は遺伝子のみならず、栄養や環境とも高い関連性を持つとしている。
(チャイナネット)
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