この20年間に渡り、中国の南中国海の水中における軍事戦略については、ひた隠しにされてきた。ある国際裁判所が係争海域の裁決を下すと、これが突如浮上した。中国最先端の原潜の写真が今月中に「リーク」し、中国本土の多くの軍事サイトに掲載された。同潜水艦は、中国の次世代大陸間弾道ミサイル「JL-3」を発射できる可能性があると推測されている。南中国海から米国に届く射程距離と見積もられている。マカオに滞在する軍事専門家の黄東氏は、「米国に警告を出すため、中国側が意図的にリークさせたと思う」と述べた。香港紙『南華早報』が伝えた。
南中国海は最も忙しい海上貿易ルートの一つだ。しかし中国政府がこの海域を特に重視することには、その他の(あるいはより重要な)原因がある。中国は南中国海を、自国の潜水艦隊が制限を受けず太平洋の海域に進出するための鍵とみなしている。中国の成長を続ける潜水艦隊は、海南省の楡林海軍基地に駐留している。
東中国海にも水中の航路がある。しかし水深が浅いため、潜水艦は発見されやすい。南中国海に地下潜水艦施設を建設すれば、トンネルを使い出入りすることができる。中国の潜水艦は、米国の偵察衛星を避けることができる。
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