新華網成都7月25日(記者/申鋮、胡旭)会期2日間の2016年第3回20カ国グループ(G20)財務大臣及び中央銀行総裁会議が成都で閉幕した。会議で9つの議題をめぐり公報が発表され、各国はより多くの行動を取って自信を強め、成長を促進することに同意した。
会議は主に現在のグローバル経済情勢、「勢いがあり持続可能で均衡な成長の枠組み」、国際金融の枠組み、投資とインフラ、金融部門改革、国際的な税収協力、グリーン金融、気候資金、テロ対策融資などの議題について討論を行った。また、各議題の主要な成果を審査し、杭州サミットに向けて財政・金融成果の準備を行った。
楼継偉財政部長は会議後に開催されたニュース発表会で次のように説明した。世界経済の復興は予測を下回り、経済環境は試練に直面し、引き続き下降のリスクがある。この情勢のもとで、G20各国は協力を強化し、G20上海会議の共通認識を再び言明し、財政、通貨政策及び構造改革などのすべての政策ツールを継続的に実践し、自信を強め、成長を促進する必要がある。
中国人民銀行の周小川総裁は次のような見解を示した。G20は継続してより一層、開放的で勢いが強く、靱性のある金融システムを構築するために注力しなければならない。グローバル金融部門の改革プロセスの継続的な推進、マクロプルーデンシャル評価の枠組み及びツール面の経験の総括と精練の促進並びに金融市場インフラの監督管理の強化の促進を含む。周小川総裁はまた、次のように指摘した。G20は今年、データの普惠金融(金融包摂)及び普惠金融の指標とデータを発展する方面で積極的な進展を遂げた。次の段階で、 普惠金融の発展を継続的に推進することで、経済成長の成果をすべての人々に還元できるように推進しなければならない。
(新華社より)
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