新華網国連7月21日 (記者/倪紅梅)中国の劉結一国連常駐代表は19日、中国側は国連安全保障理事会(安保理)が作業方法を引き続き改善することを支持し、安保理が協議と集団的意思決定を重視するべきだと述べた。
劉国連常駐代表は安保理の作業方法の問題に関する公開討論会で次のように述べた。中国側は安保理が作業方法を引き続き改善することを支持する。安保理は精神と資源を集中させ、国際の平和と安全を脅かす緊迫した問題を処理し、安保理の行動における実際的な効果を高めるべきだ。安保理が特定のテ-マについて討論する際には、国連総会や国連経済社会理事会及び国連の他の機関と統一的に協調し、重複を避けねばならないと述べている。劉国連常駐代表は更に、安保理とその傘下の機構の意思決定において、安保理のメンバーは十分に協議し、協議が一致するよう力を傾けるべきだ。各当事者の食い違いが深刻な場合、強制的な意思決定の推進を避け、最大限度まで合意を求めることを堅持し、安保理の権威を維持せねばならない。
劉国連常駐代表はまた、安保理が斡旋と意思疎通・協力を強化するよう呼びかけた。劉国連常駐代表は、次のように述べた。安保理は平和的文化を提唱・推進し、予防外交、調停、斡旋といった政治的手段の役割を発揮し、外交方式による危機の解消を推進し、ともすれば脅威や制裁などになりがちな手段を避けるべきだ。安保理は加盟国や地域組織との協調を強化し、当事国の意見を重視して、地域組織が当地域の問題を処理した経験、及び地域、歴史、文化などの優位性を発揮せねばならない。これは安保理が合理的な意思決定を行い、合力を形成し、紛争を平和的に解決するために共に役割を発揮するのに役立つだろう。
劉国連常駐代表は更に次のように述べた。中国側は一貫して実際行動で安保理が作業方法を改善するのを支持し、公正で効率的かつ透明に作業を展開し、加盟国や国際社会の期待により着実に応えていく。そして、中国側は安保理のメンバー国や広範な加盟国と共に研究討議し、革新を総括し、安保理の積極的な職務履行を推進して、国際の平和と安全を守るために建設的な役割を果たしていきたい。
(新華社より)
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