新華網南京7月13日(記者/王玉山、李国利)中国の新世代の遠洋宇宙測量船「遠望7号」が、60日余りの海上での総合的な飛行試験を完了してから、12日に中国衛星海上観測制御部の隊列に正式に加わった。
「遠望7号」は中国が自主的に設計・研究開発し、国際においても先進的なレベルを備えた大型の遠洋宇宙測量船だ。これが隊列に加わったことは、中国の遠洋宇宙観測制御事業の発展が新しいチャンス、新しい乗り越えを迎え、また宇宙観測制御能力が新たな向上、新たな突破を実現することを意味しており、我が国の宇宙観測制御ネットワークの建設にとって重大な意義がある。
「遠望7号」は長さ220メートル余り、高さ40メートル余りで、満載排水量は約3万トン、12級の台風に対抗可能で、自給力は100日、太平洋、インド洋、大西洋の南緯・北緯60度以内の海域で任務を執行することができ、また特定航路の航行に対する要求を満たすことができるという。
「遠望7号」は船舶において通用するプラットフォームと宇宙観測制御通信装備という2つの部分で構成されており、当今の船舶建造、宇宙観測制御、航海気象、船舶の動力といった分野の最新技術を一身に集めている。
今年の下半期に、この船は有人宇宙船「神舟11号」などの宇宙船の打上げに伴う海上観測制御任務の執行に出航する予定だとのことだ。
(新華社より)
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