「第一薬品」は主に「日本酵素株式会社」「富山薬品株式会社」から商品を調達している。ある消費者は、第一酵素のパッケージに明記されている、日本酵素株式会社の住所を検索したが、工場は見つからなかった。在日中国公館の実地調査によると、この住所には日本酵素株式会社の工場がなく、現地のボルト製造工場と和菓子店しかなかった。
また日本酵素株式会社の公式サイトを見ると、短い企業紹介しかない。事業内容、商品ラインナップ、お問い合わせを含むすべての項目が「準備中」になっている(現在はリニューアル済み)。
街の薬局で売られている酵素は、せいぜい数千円程度だが、これらの免税店になると数倍に跳ね上がる。多くの中国人客はパッケージの日本語を読み解く前に、ガイドに催促され購入してしまう。
例えば、ガイドや店員は、いわゆる日本製のナットウキナーゼ、酵素、肝油を販売している。これらの健康食品は、1缶約2万円と高額で、しかも4缶を1セットにしバラ売りしない。この3種類 計12缶をすべて購入すれば約24万円になり、販売後は返品に応じない。