中国聯通(チャイナユニコム)は6月1日から、国際ローミング料金を全面的かつ大幅に値下げすることをこのほど明らかにした。通話サービスとデータサービスが含まれ、データサービスは平均72%の値下げになるという。「京華時報」が30日に伝えた。
聯通が国際ローミング料金を引き下げるのは、昨年5月と10月に続いて3回目で、今回は値下げ幅が最も大きい。通話サービスは130カ国 地域で平均48%の値下げ、データサービスは116カ国 地域で平均72%の値下げになる。また5元均一のデータサービス提供エリアが87カ所から112カ所に増え、「一帯一路」(1ベルト、1ロード)沿線国 地域の33エリアをカバーすることになった。
無制限データサービスは86元コースがなくなって56元コースに切り替わり、今後は26元コースと56元コースの2つになる。基本料金は5元で26元コースは5メガバイト(MB)グループの対象国 地域に対応し、56元コースは3MBグループの対象国 地域に対応し、合わせて112カ国 地域でセット料金が値下がりし、シンプルな料金体系になる。これまで香港地区、澳門(マカオ)地区、台湾地区が対象だった26元コースの対象が56カ国 地域に拡大し、アジアでは日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンなど中国人がよく出かける国に広がり、このほか英国、フランス、ドイツ、ロシア、米国、カナダなどの欧米諸国、オーストラリア、ニュージーランドなどにも広がる。56元コースの対象国 地域も24から56に増える。
(人民網日本語版)
関連記事:
中国初の独自技術を採用 「中海油」の大型LNG貯蔵タンクが着工