新華網北京5月17日(記者/陳立希)米国のスーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は米国のCNNの取材を受けた際に、オバマ大統領は米国の第二次世界大戦終了前に原子爆弾を使用して日本を爆撃したことについて謝罪は絶対行わないと述べた。
CNNが15日に放送したニュース番組で、ライス大統領補佐官は「どんな状況においても、我々はそうする(謝罪)可能性はありません。」と語り、また日本も米国に謝罪を求めていないと述べた。
ライス大統領補佐官は原子爆弾投下の是非について、自分の意見を述べるのを控えた。オバマ大統領にこれに関する個人的な観点があるかどうかを問われ、ライス大統領補佐官は「ないとは言っていないです。」と答えた。
オバマ大統領は5月下旬に日本の三重県で開催される主要7カ国首脳会談に出席し、会期中に広島を訪問する。今回の訪問でオバマ大統領は広島を訪問する初の現職の米国大統領となる。
広島は世界で初めて原爆の被害を受けた都市だ。1945年8月6日と9日に米国は広島と長崎に原子爆弾を投下した。同月15日、日本の天皇は日本の無条件降伏を宣言した。
オバマ大統領が広島訪問を決定した後、米国政府はオバマ大統領は謝罪などを表明しないと繰り返し強調した。米国大統領府のジョシュ・アーネスト報道官は5月2日、オバマ大統領は日本は1945年の原子爆弾の爆撃によって謝罪を受けるべきだとは考えていないと明確に表明している。
(新華社より)
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