新華網北京5月13日(記者/侯麗軍)中国国務院の李克強総理は12日の午後、人民大会堂で中国を公式訪問するモロッコ国王モハメッド6世と会見した。
李総理は次のように指摘した。中国とモロッコの協力は相互補完性が強く、見通しが広い。中国はインフラ建設などの方面で豊富な経験を蓄積しており、建材、装備製造などの分野で多くの価格性能比が高く優位性をもつ生産能力を擁している。中国側はモロッコ側と発展戦略を連結し、中国企業によるモロッコのインフラ建設や工業化プロセスへの参与を支援し、工業園区や高速鉄道、再生可能エネルギーなどの分野における生産能力協力を展開して、適用した技術を譲渡し、技術や経営管理のスタッフを育成し、モロッコの自主的な発展能力を高めていきたい。双方が全方位的な協力を展開する基礎の上で、アフリカ市場全般に向け、いくつかの模範的な意義をもつ大型協力プロジェクトをしっかりと掴み取り、大いに発展させ、強化させることができるよう望んでいる。また、実り多い成果のある果実を実らせ、共同発展と繁栄を促進できるものと信じている。
モハメッド6世は次のように表明した。モロッコ側は中国が発展の成果や気候変動の対処、及び再生可能エネルギーの発展といった分野で講じた力強い措置に感服し、中国の対アフリカ政策や他国の内政に干渉せず平和的な方式で問題を解決するという主張に対し賞賛の意を表する。モロッコ側は中国側とインフラ建設、高速鉄道、グリーン産業などの分野での実務的協力を強化し、人文交流を拡大し、両国の全方位的な協力が着実に前進するよう促進して、アフリカ・中国関係の発展を促進するために積極的に努力していくことを望んでいる。
(新華社より)
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